外壁塗装の耐用年数がどれくらいかは、人によって意見が分かれます。
10年に一回でも良いという人がいますが、実は色々な条件によって外壁塗装の耐用年数は変わってきます。
塗り直しのペースを上手に判断するために役立つ情報をまとめました。
外壁塗装の耐用年数の考え方
外壁塗装の耐用年数というのは、使われている塗料の耐用年数と、建物の耐用年数の両方を考える必要があります。
塗料の耐用年数というのは、それぞれの塗料メーカーが発表している耐久性を保っていられる期間のことです。
建物の耐用年数とは、使われている建築材ごとの耐用年数を知らなければなりません。
国税庁などが建築材ごとの寿命を発表しているので確認してみることが出来ます。
一般的に使われている塗料がアクリル系なら耐用年数は5年前後、ウレタン系なら8年前後と言われています。
シリコン系の塗料は10年前後ですし、光触媒塗料などは13年前後です。
それぞれの塗料によって耐用年数は大幅に変わってきますね。
塗り直しのペースを判断するポイント
自分の家の外壁塗装の塗り直しペースを判断するにはどうしたら良いですか。
家の外壁を見てチョーキング現象があるかどうかとか、カビや苔が生えていないかどうかを確認して下さい。
太陽が当たる南側の塗装は傷みやすいですが、そこがひび割れている状態が見られるなら塗り直しの時期が来ていると判断できます。
塗装が剥がれてきたり、金属部分の錆が目立ってきている時も要注意です。
家が海側か山側のどちらかに立っているかによっても塗装の傷みは違いますし、寒暖差が激しい場所も塗装が傷みやすくなっています。
外壁材の耐用年数なども考えよう
外壁塗装の塗り直しペースを判断するのに、家の建築材にも注目しましょう。
木造の家は耐用年数が20年前後で、軽量鉄骨は25年前後と考えられています。
鉄筋コンクリートは40年前後ですが、この耐用年数はきちんとメンテナンスをしているなら達成できる期間です。
何もメンテナンスをしないなら、耐用年数に届く前に家は傷んで住むのに危険な状態になってしまう可能性があります。
メンテナンスをまめにしているなら毎回の費用は小さくなりますし、耐用年数を超えた時のリフォーム費用も少なくて済みますよ。
外壁塗装の耐用年数は、塗料と外壁材の耐用年数を考慮して考えて下さい。
塗り直しのペースは外壁の状態を目視して、判断することが出来ます。
まめに外壁塗装など家のメンテナンスをすればするほど、家の修繕費用はトータルで安くなるでしょう。