ここでは、外壁塗装の準備についてご説明します。
外壁塗装は契約手続きを済ませたらすぐにできるというわけではありません。
半月程度時間がかかるため、予め予定を組んでから工事をしてもらうことになります。
気持ちよく外壁塗装の工事が進むように事前準備が大切です。
外壁塗装が始まる前の準備
外壁塗装工事の申し込み手続きが完了して工事の日程が決まったあとに、いくつか事前にしておく必要があることがあります。
かなり重要!近隣への挨拶
外壁工事は自分の家だけでなく、近隣の家にも影響してしまう場合があるため、きちんと挨拶回りを工事までに済ませるのが基本です。
業者によっては、代わりに挨拶回りをしてくれる場合もありますが、できればご自身で挨拶をすると気持ちよく工事が進められます。
騒音などの問題ありますので、挨拶なしで工事を進めてしまうと近隣とのトラブルに発展してしまう恐れもありますので必ず事前に済ませるようにしてください。挨拶時に塗料が飛びそうな場所にある車やバイクなどはシートなどを被せるといった内容のことを伝えておくようにします。
工事が開始するまでの流れ
近隣へ配慮するにあたって、あらかじめ外壁塗装の工事がはじまるまでの流れを把握しておくといいです。
そうすることで、あらかじめ近隣への声がけができます。
買い物で顔を合わせた時に「明日、ちょっと音がするかもしれませんが・・・」そんな一言がかけられるといいですね。
事前に声をかけてあるだけで、実際に騒音がしてしまった時の心情はかなり変わるものです。
工事1日目~5日目
工事を安全にするために家の周りに仮設の足場を建設します。
足場を組まずに塗装することも可能ですが、ロープなどでぶら下がって塗装をするのは安定感が悪く、仕上がりが悪くなってしまいます。
足場が建設されたら周りにメッシュシートを張り巡らせ、塗料が周りに飛ばないようにしてくれます。
その後、高圧洗浄をして一気に外壁の汚れを落としていきます。
予め説明はありますが窓の鍵をしっかりと閉めていないと、高圧力の水が室内に入り込んでしまうことがあります。
しっかりと乾燥させたら下地を調整します。
外壁にヒビがある場合には埋めて補修をしたり、崩れている部位などはパテを使用して壁を平坦にしていきます。
その後、塗料がついてはいけない部位に養生をしていきます。
養生はテープやシートなどによって塗装しない部位を守る役割があります。
工事6日目~終了まで
下準備が完成してようやく外壁を塗装していきます。
最初は下塗りから行い、中塗り、上塗りをします。
この際に、外壁や屋根以外の部分もタイミングを見ながら塗装してくれます。
工事後半は屋根を塗る作業になります。
屋根も同じように下塗り、中塗り、上塗りに3日間かけて仕上げてくれます。
最後に養生を外し、足場を解体して工事が完了となります。
外壁塗装は完了ですが、ご自身でやることはまだ残されています。
工事後に近隣の方々に工事が終了した挨拶をして、迷惑をかけた謝意を伝えてようやく完了となります。