外壁塗装を長持ちさせるためには耐候性に優れている塗料を選ぶのがおすすめです。
外壁塗装に使用される塗料は沢山販売されているため、全く知識がない状態だとどの塗料が良いのか分かりにくいです。
ここでは、外壁塗装における耐候性の意味合いと、耐候性が高い塗料について説明していきます。
外壁塗装でいう耐候性とは?
まず、外壁塗装で使われる「耐候性」ですが、天候の「候」が入っていますよね。その文字の通り、天候などの外的要因に対して耐久性があることを指します。
太陽光、温度、湿度、雨などの自然環境に耐えうる性質があるということです。
そのため、一般的な耐久性と同じように考えても問題ありません。耐候性に優れていれば、塗装から長年経過しても色あせが少なく、劣化も少なくなります。
耐候性が長い塗料は高めになりますが、その分メンテナンスの回数を少なく済ませることができるんです。
例えば10年塗装が持つと言われている塗料と、20年持つと言われている塗料では、30年間で考えた場合1回分の差が生まれます。
耐候性に優れている塗料
耐候性に優れている塗料はフッ素塗料や無機塗料です。
どちらも最大で20年ほどの耐用年数があるため、非常に長持ちさせることができます。
とくに信頼性の高いフッ素塗料はなんと宇宙ロケットにも使用されているほどの高機能です。
汚れがついても簡単に雨で洗い流すことができるため、劣化を最小限に抑えられます。
従来のアクリル塗料と比較すると3倍以上も塗装を長持ちさせられるんです。
短いスパンでメンテナンスをしていると、塗料代以上に足場代などが高額になりがちなので、安く済ませるつもりが結局は高く付いてしまうことがあります。
無機塗料に関しては、すべてが耐候性に優れているわけではないため、勘違いしやすいですが耐候性に優れた有機樹脂が含まれているものだけが長持ちします。
フッ素だから信頼性が高いわけではない
フッ素塗料は一般的に耐光性に優れていると言われているため、どれを選択しても同じように長持ちすると思ってしまいます。
しかし、実は塗料の中に少しでもフッ素が入った塗料樹脂が含まれていればフッ素塗料と言えるのです。
さらに高額というイメージがあるため、フッ素を少量入れたものを耐用年数が長くて安心のフッ素というセールストークで騙されてしまうケースがあります。
とくにご自身の要望が長持ちさせられる塗料と希望をしていれば、そこに目をつけてアプローチをしかけてくる可能性があります。
大事なのは大手と両メーカーのフッ素塗料が使用されていることです。
業者オリジナルのものになると良し悪しの判断が難しくなってしまいます。
一般的には耐候性優れているのはフッ素塗料、無機塗料になりますが、上記のように良いものだけではないということを頭に入れておいてください。