外壁塗装の臭い対策

外壁塗装と聞くと、塗料のシンナーの臭いを連想する方が多いでしょう。

塗料の独特の臭いが苦手だという人が沢山いますが、その臭いの強さと影響をさえる方法はあるのでしょうか。

外壁塗装により発生する臭いの強さと、その影響を避ける方法を考えてみました。

外壁塗装の時の臭い対策

塗装をしているときにホームセンターなどで購入できる臭い対策用のマスクをすると、すぐに臭い対策ができます。

数千円で購入できるマスクがあるので、どうしても塗装の臭いに耐えられないときには活用しましょう。

そこまで大げさにしなくても、活性炭入のマスクでも代用できます。

家の中に臭いがこもるのが嫌なときには、外に向かって扇風機を回して家の中の空気を循環させるようにして下さい。

臭いの流れを外に流すように出来るので、この方法はおすすめです。

どうしても臭いが体に悪い影響を与えると感じるなら、外壁塗装をしている間はマンスリーマンションやウィークリーアパート等に住むのも一つの対処方法です。

臭いの原因

外壁塗装をする際に油性塗料が使用されるケースがほとんどです。

理由は水性塗料よりも色づきが良く扱いやすいということから、シンナーが含まれている油性塗料が一般的です。

シンナーの役割は塗料の粘度を薄める役割があり、ムラを少なくしたり、乾燥しやすくする働きがあります。

いくつかの種類がありますが、いずれも臭いが発生してしまう成分が含まれています。

イソプロピルアルコールや1-ブタノールといった成分の他、メタノールやキシレンという普段あまり耳にすることがない成分ですが、シンナーに含まれているとくに臭いのキツい成分です。

臭いを考えた塗料の選び方

体に与える影響や環境への影響に配慮した塗料を選ぶことも出来ます。
ホルムアルデヒドの発散量がゼロに近い塗料を選んで下さい。

Fフォースター塗料と呼ばれるものは、ホルムアルデヒドの発散量が靭帯苦いがないレベルと認定されている物です。

シックハウス症候群の原因の一つとも言われているホルムアルデヒドが心配なときには選びたい塗料です。
反対に良い匂いがするときもあります。

外壁塗装をする時に塗料独特のシンナー臭さがするのでは無く、薔薇の匂いがする塗料があるので活用できるかも知れません。

外壁塗装の臭いは体に悪いの?

水溶性塗料よりも油性塗料を使ったときの方が、臭いはきつくなります。

臭いの原因はイソプロピルアルコールやブタノール、そしてメタノールなどの有機溶剤が使われているからです。

この刺激臭は、人間に吐き気や目まいなどを与える可能性があります。
最近は環境や人体に優しい塗料が開発されています。

赤ちゃんなどがいるところでは、塗料の種類を選ぶときに出来るだけ有害物質が入っていないものにしましょう。

妊娠中のお母さんがいる家庭では、外壁塗装をすること自体止めた方が良いときもあります。

外壁塗装により発生する臭いの強さと、その影響を避けるにはマスクが効果的です。
扇風機を外に向けて使って、家の中に臭いがこもらないようにすることも出来ます。

外壁塗装で人体に影響の少ない塗料もありますので、健康が心配なときはそのような塗料を選ぶと良いでしょう。

臭いの対策方法

シンナーの臭いが気になる場合には活性炭入りのマスクなどをしていると対策になります。

窓をきちんと閉めていても隙間から臭いが入ってきてしまう可能性もあるため、どこにいてもシンナーの臭いに悩まされてしまいます。
そういった場合には、一時的に別の場所に住むなどの対策法もあります。

とくに妊婦さんや赤ちゃんがいる家庭では人体への影響を考えて、できる限り安全性を重視するために工事期間中だけでも離れた場所に住むのがおすすめです。

施工後はしばらく臭いが残りますが、徐々に臭いがなくなっていきます。

自宅だけでなく近隣の人も臭いを気にしてしまい、少なからず迷惑をかけてしまいます。そういった意味でも事前に挨拶回りをしておくと、悪い印象になりにくいです。

この問題を解決するためには、契約する段階で業者と話をして塗料の選び方をを検討するのも一つの方法です。
「臭いは仕方がない」というような業者ではなく、臭い対策まで提案してくれる業者を選ぶのがベストです。